コロナだけでは無いウィルスの脅威
最近では、ウィルス感染症といえば、
コロナウィルス一色になってしまいました。
しかし、うちの子供が通う保育園では
「ノロウィルス」感染症が1つのクラスで発生して
ほとんどの園児が感染して家族にもうつり大変な状態だったと聞いています。
ノロウイルス感染症とは?
ノロウィルスという言葉は聞いたことがありますが
幸いにも家族を含め感染したことが無かったので詳しくは知りませんでした。
身近に迫った事例として調べてみることにしました。
歴史としてはまだ浅く(と言っても約25年)
1997年:食中毒菌として指定
(小型球形ウイルス(SRSV)と呼ばれていた)
2002年:『ノロウィルス』に名称変更
ノロウィルスはいつ流行るのか?
11月頃から感染者数が多くなり、12〜2月にピークを迎えます。
他の食中毒菌が夏場に多く発生する中で、
ノロウイルスは乾燥や寒さにも強いため冬場に多く発生します。
しかも、乾燥や熱にも強いため、
自然下で2週間生存できると言われています。
乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層に急性胃腸炎を発症させる
ウィルス性の感染症です。
一度感染しても免疫がつかない
多くのウィルス性の感染症は一度感染すると
免疫ができることが多いですが
ノロウィルスは長期免疫が成立しないため
一度感染したからといって、次には感染しないとうことは無いようです。
つまり何度もかかってしまう可能性があるということです。
ノロウィルスの感染経路
ノロウィルスは魚介類を触った手から感染するイメージがありますが、
以下の経路でループしていると言われています。
人の腸内で増殖したノロウィルス
↓
体外に排出
↓
河川・海に流れ込み
↓
二枚貝の内臓に濃縮(貝の体内では増殖できない)
↓
手洗いが不十分な食品取扱者
↓
人へ感染
↓
手やタオルに付着して人から人へ感染
ノロウィルスは貝の中で増殖しているようなイメージがありますが
実際は人間の腸管の中でしか増殖することができないというのが興味深いところです。
子供が通う保育園でノロウィルスの集団感染が発生したときも
保健所が真っ先に給食調理者を調査したというのもうなずけます。
(子供の保育園の事例では給食は感染源ではありませんでした)
ノロウイルスにかかるとどうなるか
手指や食品などを介して、口の中で感染し
腸管で増殖し、24時間~48時間の潜伏期間を経て
吐き気、おう吐、下痢、腹痛、軽度の発熱 が発生します。
ここで、「ノロウィルスには治療法が無い」
という厳しい現実が待っています。
ワクチンが無く、抗生物質も効かないノロウイルス感染症。
発症しても特効薬が無く、
水分の補給、点滴をするぐらいのことしかできなくて、
吐き気止め 整腸剤を服用するなど
通常の下痢のときの対処療法しかありません。
下痢止めの薬は最後の手段ということで、
感染初期の頃はひたすら“出す”しかない苦しい状況が続きます。
ノロウイルスにかからないようにするには
ノロウィルスにかかりやすくなる環境
・睡眠不足が続いている
・運動不足
・ストレスが多い
・食生活の乱れ(コンビニ弁当ばかり等)
・部屋の換気をしていない
日頃の生活習慣を見直していくことと
うがい手洗の励行は言うに及ばずです。
口呼吸の勧め
呼吸方法に気をつけることでウィルス感染予防をすることができます。
マスクを着用していると、つい口で呼吸をすることが多くなります。
風邪菌を始め、多くのウィルスが
湿度40%以下の環境で30分間空気中を漂います。
空気中を漂ったウィルスは口や鼻から体内へ侵入してきます。
鼻から侵入した場合、鼻にはウィルス探知機能があり、
身体から免疫物質をうながす信号を発信して、
口で呼吸するとリンパ節に免疫物質を増やすようにする物質が発生されないために
ウィルスと戦う準備ができず免疫力が低下します。
マスクをしているときも鼻呼吸をすることで
ウィルスによる感染症を予防することができます。
年末年始ウィルスにかからないように
年末、年始 行事目白押し ウィルスに感染して
強制的に「寝正月」になってしまったら泣くになけません。
また、管理人のように、
働きながら勉学に勤しんでいる社会人の方にとっては
年末年始は貴重な勉強時間になると思います。
しっかり感染対策を徹底して、
いろんなウィルスに感染しないようにして
楽しい年末年始を送っていただければと思います。
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